初めてパン作りをしようと思った時、はじめにぶつかるであろうこの言葉。
生イースト(イースト)
ドライイースト
インスタントドライイースト
レシピにはこのような表記が・・・
そしていざ近くの製菓材料屋へ買いに行こうとしたら生イーストは置いていない・・
このような経験をされて困った方いるのではないでしょうか?
実際私はそのようなお客さんを見たことがあります。困っていたので声をかけようかなと思っていたら、なんと店員さんが違いを解説!!教育が行き届いてると感心したほどです。
話がそれました・・
パンを膨らませるためには酵母(まれに違うものもある)が必要です。
パン作りに必須なこの酵母のことをわかりやすく解説します。
初心者がまず初めに買うのはこの酵母!!
ずばりインスタントドライイーストを薦めます。理由がいくつかあって
- そもそも生イーストをあまり見かけない
- あっても趣味程度で使う場合間違いなく余って捨てる羽目になる
- インスタントドライイーストはある程度日持ちする
- 天然酵母と言われるものはまだ必要ないから論外
このような理由からです。特に二番目の余ってしまうは、たいていの材料が当てはまりそうな気もします。因みにですが食パン一斤作るのに必要な生イーストの量は大抵小指の先ほどの量です。本当にちょっとしか使わないんですよね・・・
↓こちらは小分けになっていて使いやすいのでおすすめ!
レシピには生イースト(イーストという表記なら生のこと)って書いてあるから、インスタントドライイーストではできないの??というか不安も出てくると思います。そちらについては下の項目に書いていきます。
では色々と補足をしていきます。
酵母とは
単細胞の菌類の一種。繁殖力と発酵力が強く、糖分を分解してアルコールと二酸化炭素とにする力がある。
という言葉がPCで調べたら出てきました。私からすると発酵力が強いという定義付けに違和感を覚えたんですが、近年、酵母=サッカロミセスセレビシエ菌(イースト菌のこと)ということなので間違っていなかったです。酵母といっても
- ビール酵母
- サワー種
- 天然酵母(と呼ばれるもの)
- パネトーネ種
等様々なものがあります。イースト菌というのはこれらの中でも発酵力に特化したエリート?を集めたものなんです。スポーツで言うところの特待生みたいなものですね。
ただ弱点があってスポーツはできるけど他のことは全くできないのが難点。
勉強も恋愛も、芸術的なこともできない。足が速い・・・ただそれだけ。
これがイースト菌。
なのでもちろん他の科目が得意な子もいます。
足はまあまあ速くて、顔もそれなり、芸術センスはない、勉強も中くらい、だけど話が面白くてなんかすごいキュンキュンする・・・これが天然酵母(と呼ばれているもの)みたいな感じですかね。
最初は発酵力があるイースト菌を使っていれば問題はないと思います。
天然酵母???
さっきから天然酵母という文字の続きに、と呼ばれている。と書いていますが
そもそも天然酵母ってなんですかね?
おそらくこんなイメージですよね?
- すごくこだわりがあって難しい、匠の技
- 体に良さそうなナチュラルな物
- 最後には挑戦してみたいかっこいいフレーズ
なんかわからないけど、パン作りに拘っている人が・・・意識高い人が・・・作るパンには欠かせないワード!!みたいになってる気がします。
が、はっきり言います!!
誤解を招くから天然酵母という言葉は二度と使うな!!
と私は思います。因みにですがイースト菌だって天然酵母の一種なんですよ。扱いやすように培養されてるってだけで、さも体に悪いような、グレードが一個下がる、そんな世間からの眼差し絶対におかしいです。TVでもYouTubeでもブログでも天然酵母使いましたーって自信ありげに言ってる人はまだまだ初心者の証です。
なのでこれからパンを作る人、今まで間違った認識をしてた人ぜひ誤解のない言い方を覚えましょう!
自家製酵母種です!!
じゃあ何が違うの?
使う目的が違うんです。
ここが少しだけ難しいんですが、簡単に言ったら何を作りたいのか?によってそれに適した酵母があるんです。
食パン作りたいの?クリームパン?フランスパン?それともあなただけの究極の〇〇パン??
プロの職人たちは自分の思い描くパンになるように酵母を使い分けます。ここが難しく、そして面白いところでもあるのです。
実際に使う時
おすすめはインスタントドライイーストと書きましたが、作りたいレシピには(生)イーストと書いてあった場合
書いてある量の1/3、添加すればokです。
例えばイースト9gと書いてあったらインスタントドライイーストは3g入れれば大丈夫です。
もし割り切れない場合は数値を切り上げで計量しましょう。
これで問題ないです。ポイントとしてはレシピに書いてある発酵時間より気持ち長くなると思います条件によって異なりますが30分から1時間はずれる可能性があります。
またインスタントドライイーストは冷水に弱いので夏にパンを作るときは生地を捏ね始めてまとまってきたら入れてあげましょう。
- インスタントドライイーストを生イーストの代わりに使用する時は1/3の量でok
- 冷水と直接合わせない
最後に
最初のうちはどのパンを作るにせよインスタントドライイーストでいいと思います。
慣れてきたら自分の好みに合わせて使い分けていきましょう。
それぞれの特徴については別の記事で書きます!
それでは素敵なベーキングライフを!!
コメント